3つ目は幕田将宏さん (物理学第一教室 D2) の作品です.

共焦点やCTなどの三次元画像データを表示

紹介動画 (MP4, 16MB) もご覧ください.

以下は幕田さん自身によるメモをほぼそのまま掲載しています.


共焦点やCTなどの三次元画像データを表示

3次元共焦点顕微鏡などで取得した画像データを表示する事を目的としています.

やってみたこと

実際の活動期間中は,3次元共焦点画像をPoint Cloud(点群)に加工してUnity上で表示させようとしました.表示自体はできるのですが,あまりよく分からない結果になるので,別の方法を採用することにしました.(次の段落で説明)

UnityやViveの使い方云々よりもデータの加工の方が重要でした. 画像データはピクセルデータであり,それをそのまま表示すると,とんでもない重さになる(例えば512x512ピクセルの画像を100枚...の点を3次元空間上に置いていくことになる)ので,サーフェイスレンダリングを使用しました.

必要なもの

  • 3次元画像データ
  • 適当な画像処理ソフト
  • Try&Errorの心

自前で撮影したデータだとすぐにはうまくいきそうもなかったので,適当なサイトから拝借してきました.使用したのは”ヒトの上半身のCT画像”と”ニューロンの3次元共焦点画像”の2つです.

CT画像はNBIAから(Subject ID: 0522c0014),共焦点画像はCRBSから(Project: P0001)取ってきました.

後はImageJや3D Slicerなのでサーフェイスレンダリングを行って,その結果を.objや.stlで保存.Unityに突っ込んでやれば完成です.

モデリングをもう少し手を加えて綺麗にするとか,多染色細胞を使用してパーツごとにVRで操作できるようにするなど,いろいろとやれることは思いつきそうです.